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早い春の訪れと農作業の進捗

早い春の訪れと農作業の進捗

こんにちは。プログレスファームの細野善寛です。

いつも当農園のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。今年の春はいつもに増してバタバタしていて、更新が少し滞ってしまいました。

バタバタしていたのは早い春の訪れで果樹の生育が前進していたところに、家族皆で新型コロナに罹ってしまったことが最大の要因です。おかげさまで皆快復しましたが、もしこれが収穫期だったら・・と思うと恐ろしいものがあります。すぐに体制を整えることは難しそうですが、BCP(事業継続計画)の一環として将来よく考えないといけないと思いました。

 

さて、本題の「早い春の訪れ」ですが、今年は下の表(出典:気象庁HP)のとおり、最寄りの観測所「長野」では、今年の3月は高温に関して観測史上1位を記録したようです。

特に月平均気温が8.3℃と平年(1991年-2020年)の4.3℃と比べると+4℃となったのは重大なことだと思います。しかも、下表にあるとおり月平均気温の上位4位までがここ5年以内というのは偶然ではなく確かに気候変動が起こっていると感じさせるものです。

ということで、果樹の生育も早まっており、いずれの果樹も平年より12-14日前倒しで推移しています(参考:長野県果樹試験場 定例調査)。この後も4月中は基本的には高温傾向で推移するとの予報もあり、毎日の天気予報が気が気でないです。

写真はプラム(大石早生)です。新植4年目でまだ小さな木ですが、花は満開状態です。桃は数日で満開となりそうです。

一昨年はこの「花の状態」で寒の戻りがあり、大きな霜害を受けてしまいました(2021年のブログ記事 凍霜害の振り返り 今後の対応)。

今年は前回の反省を活かし、「摘蕾や摘花の抑制」「凍霜害を防止する資材の散布」「地温上昇を助ける草刈り」や「燃焼法の準備」といった対応をしています。

また、もしこの2週間早い生育が今後も続いたとして、作業の段取り、病害虫の防除、収穫時期、品質はどうなるのかetc...気がかりな点は多いですが、よく考えて対処していきたいと思います。

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