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今春の凍霜害について(振り返り)

今春の凍霜害について(振り返り)

プログレスファームの細野善寛です。

今春、当園の果樹は軒並み「凍霜害(とうそうがい)」の被害に遭いました。影響はまだ見極め中ですが、おそらく今シーズンの生産量はいずれの果樹も厳しいものとなりそうです。

今春の凍霜害については、私自身大きな学びがあったので、記録のためにも2本立てでブログ記事にしたいと思います。

今回の第一弾では「振り返り」として、どのような条件で凍霜害に遭ったのかを中心に記し、次回の第二弾では「今後の対応」として、今後どのように被害を抑制・軽減するのかを考えてみたいと思います。

第二弾はこちらからどうぞ「今春の凍霜害について(今後の対応など)」

 

それでは第一弾「振り返り」を進めたいと思います。

 

まず、この記事を読んでいただいている方の中には、「なぜ冬ではなく、春に凍霜害に遭うんだろう?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

それは、植物が秋から気温の低下とともに耐凍性を備え(ハードニング)、春にかけて気温の上昇とともに耐凍性が失われる(デハードニング)という性質があることが大きく関わっています。

特に最近では暖冬となることが多く、早い春の到来ですっかり植物の耐凍性が失われていたところ、強い寒の戻り(著しい気温の低下)によって花や芽が傷んでしまう、ということが起こります。これが春に凍霜害に遭う理由です。

実際にデータで確認してみたいと思います。今年は4月上旬まで気温は平年を上回って推移しており、特に4月に入ってからは平年を5℃程度上回って推移していました。

この平年を大きく上回る気温の推移により、果樹は春の到来を感知していたようです。例年4/15頃となる桃の開花(川中島白桃)も今年は10日間前倒しの4/5開花となりました。

しかし、4月上旬の強い寒の戻りによって平年を下回る気温の推移となり、その間数日の著しい気温低下によって、果樹の花や芽が傷みました。

凍霜害に遭うかどうかは、芽や花の生育ステージによって異なり、「このステージでこの気温なら大丈夫」という「安全限界温度」などが各地の試験場が示されています。

以下の表のとおり、桃もりんごも、概ねマイナス2℃なら1時間は耐えられる、といったところが一つの目安だと思います。

次に、実際に小布施町(自宅)で観測した気温のデータを見てみます。4月中に最低気温がマイナス1℃以下となった日は4日(グラフ①〜④)ありました。桃もりんごも4月上旬には蕾はかなり膨らんで、もう一歩で咲きそうな様子でした。

4/6(①)、4/10(②)、4/11(③)は、約1時間半〜3時間半もの間マイナス2℃以下となり、安全限界温度を下回っていたことが分かります。また、4/10(②)は約1時間マイナス3℃以下となっていました。

次回以降はこのグラフ(どのように気温が低下するか)を頭に入れて、対策にあたりたいと思います。

第一弾の「振り返り」はこの程度として、次回第二弾では「今後の対応」を考えてみたいと思います。

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