Jul 19, 2020
ワッサーが色づき始めました
ちょうど梅雨の前頃からでしょうか。各地で極早生、早生桃がきれいに色づいた写真や出荷のお便りなどをSNSで拝見し、我々も初出荷に向けて期待を膨らませていました。
ところがこの記録的な長雨によって、なかなか気を揉む状態となっています。それでも一部の品種は収穫が近いので、最後の一踏ん張りで美味しく、きれいに色づくように、天然由来の必要な養分をあげたり、樹の下に反射シートを敷いたりとしてきました。
こちらは中生のワッサー(スイートリッチ)の写真ですが、ワッサーは「着色先行」といって熟す前に色づくそうです。写真でも日のあたる上の方はきれいに色づいていて、いかにももう食べごろのように見えますが、収穫までもうひと息だそうです。適熟になるまでがまんです。
そしてこちらは中生のワッサーと同時期に収穫を迎える桃(あかつき)の写真です。樹全体の写真はないのですが、中生のワッサーに比べて日あたりが良い場所の実も薄黄色をしています。このように「着色先行」でないタイプは、色づいた=熟したということになるので、収穫適期の判断がしやすいようです。
収穫まであと少しの品種、まだまだ1ヶ月ほどかかる品種とありますが、2月の剪定作業からここまで、目をかけ手をかけて大切に管理してきました。
桃の品質はお天気によるところが大きいのですが、どの品種も最後まで気を抜かず管理し、今年の最高の桃を皆様にお届けできるよう、努力したいと思います。