Jul 25, 2020
畑の巡回
桃は収穫間近のため週に何度も見回りをしていますが、合間合間にりんご、栗、プルーンの畑も確認しています。今週は少し様子が変わったものもあったので、ご紹介します。
りんご
りんごは7月11日に2回目の摘果を行い、現在はほぼ最終的な着果量になっています。そして畑はこんな感じです。すっきり見通しの良い桃畑と違い、枝葉が垂れ下がってまるで迷路のようです。ふとした瞬間に自分がどこにいるのかわからなくなることがあり、きょろきょろと周りを見回してしまいます。
写真:現在のりんご畑の様子。枝葉が垂れ下がってまるで迷路のようです。
栗
あんなに小さかったイガがすくすくと成長し、ピンポン玉程度の大きさになってきました。葉っぱの中にもひときわ明るい黄緑色のイガが目立つようになり、役目を終えた雄花は落下しました。
写真:現在の栗のイガ。ピンポン玉大の大きさで、イガは素手で触っても軟らかく、痛くありません。
ちょっと興味をそそられて、イガを手で割ってみました。すでに栗の実の形が形成され、薄黄色の兄弟がかわいく並んでいます。
写真:イガの中の様子。すでに小さな実が出来ています。これは1つのイガの中に3つの実があります。
プルーン
ごく限られたところだけですが、ほんのり色づいてきました。プルーンは着色先行ということで、熟す前に色づく果物だそうですが、こうしてずいぶん早く色づくのは、種がうまくできなかった実や虫や鳥の被害を受けて弱った実です。大体は自然に落果してしまいます。
プルーンの収穫は8月下旬の予定。しっかり色づいてくるのはまだしばらく先になるでしょうか。
今年は春先の霜害の影響で着果量がかなり少なめですが、その分1個1個が大きく、食べごたえのあるプルーンをお届けできそうです。
写真:早くも少し色づいたプルーン。この品種は8月下旬が収穫期のため、現段階での着色は、実に何かしらの問題がある可能性があります。
人が手をかけてもかけなくても、植物は遺伝子に組み込まれた仕事を順番に進め、こうして時々刻々と変化していきます。
その変化の瞬間に立ち会える、植物相手の仕事はロマンに溢れているなと、心から思います!