May 16, 2020
桃の苗木のようす
最近は作業中に汗ばむようになってきました。そろそろ桃の花が終わり、作業も摘"花"ではなく、摘"果"になってきています。
着果調整が忙しくなる中ではありますが、今年は桃、栗、プラムとたくさん苗木を植えたので、これらの手入れも欠かせません。
今年植えた苗木には切り返しをしました。1.5~2m弱の苗を70cmほどに切るので、かなり大胆に切り落とす感じです。切ることで根の負担が減り、地上部の成育もよくなります。ビオラやパンジーを切り戻すのと同じような効果(側枝の発芽が促される)も、、あるのかもしれません。
(注:園主が手を添えているただの枝切れみたいなのが苗木です)
ちなみに昨年植えた苗木も切り返しをして、今は背丈2mほどのサイズに成長しています。この2年目の苗木については、不要な枝を切り、将来の第1主枝と第2主枝をおおまかに決めて誘引し、樹形を作っていきます。
ついでに伸びていた下草を刈りました。下草が茂りすぎると虫や動物による被害、草との競合による成育不良や土壌の乾燥が起こってしまいます。これから草がどんどん伸びる季節になるので、計画的に管理していきたいと思います。
来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、数年後大きく元気な樹になって、実りをもたらしてくれることを夢見て苗木を育てるのは、なかなか楽しい時間です。