Jan 25, 2021
栗の剪定 2021
年が変わり、プログレスファームも新シーズンが始動しました。
ここ小布施町も年末年始にかけて雪が降り積もり、30cm程度の積雪がありましたが、始動は暦どおり1月4日としました。
果樹の世界では、シーズン始めは特にいつとは決まっておらず、「収穫後から次のシーズンが始まる」と言う人もいますし、「剪定からがスタートだ」と言う人もいます。
私は特にこだわりはありませんが、年始から剪定を始めるので、1月から新シーズンと捉えています。(ただ、、この春に吹く芽は、昨夏に生育したものなので、芽の立場ではとっくにシーズンは始まっているのかもしれませんが)
プログレスファームでは桃、ネクタリン、プルーン、栗、りんごを育てていますが、比較的寒さに強い栗から剪定を開始します。
先日、簡単に動画を撮るアイテムを手に入れたので、剪定の様子を第三者目線で撮ってみました。(動画サイズは約25MB、再生時間は約15秒、音声なしです。よろしければご覧ください)
・・・と、こんな風に、昨年伸びた"ぼさぼさ"している樹を、必要な枝や芽を残して刈り込んでいきます。これで所要時間は1時間弱です。前後を見比べると・・結構さっぱりしましたよね。
選定にあたって心掛けているのは重要な順に以下の5点です。
- 安全に農作業ができるようにすること
- しっかりした骨格にすること
- 樹の勢いをよい果実ができる適度な水準にすること
- 樹の全体に十分な光が入るようにすること
- 病害虫が発生しにくい状態にすること
特に1番は絶対的に重視している基準(作業機に乗っていて、体が抵触しない)ですが、2番ばかりを重視しすぎてバッサリ切っていくと・・・樹があばれてしまい(モッシャモシャに繁茂・・)、3番がダメになります。1番以外は「バランス」です。
寒い日もありますが、あれこれ考えながら・・時にはラジオや音楽ストリーミングを聴きながら・・楽しくやっています。
雨や雪の日は事務仕事、そして物品の事前調達をしつつ、できるときにコツコツと切り進んで2週間。約90本ある栗の剪定がやっとこ終わりを迎えました。
今週からはプルーンの剪定、そしてりんご、桃へと取り掛かります。
今はできる仕事も限られているので変わり映えしないかもしれませんが、次は2月の仕事についても書いていきたいと思います。