Dec 03, 2020
肥料の散布
プログレスファームでは、先日11月29日にラストバッター「りんご サンふじ」の収穫を終え、おかげさまで今シーズンの収穫は全て終了しました。
当園ではりんごの生産面積が少ないため、11月上旬にサンふじの葉摘みを終えてからは、園主は他のりんご農家さんの収穫のお手伝いに出ていました。
そして、その合間で、溜まっていた事務仕事であったり、肥料の散布、草刈り、加工品の販売に向けた準備、機械のメンテナンス、体のメンテナンス(健康診断)をしていました。
今回はその中でも、肥料の散布について取り上げたいと思いますが、肥料は本当に難しく、自分の理解が十分でないこともあり(この点は勉強するしかないですね)、サラッと書かせてもらいます・・・。
ということで、難しいとは言っても先送りにはできず、「今」なんとかしないといけないので、農協に土壌診断をしてもらい、アドバイスを頂きました。
結果、いずれの圃場も全般的に施肥量を減らすこと、pHをやや酸性に寄せることが必要とのことであり、アドバイスを踏まえて、土壌微生物の活性を促すとされる海藻由来の土壌改良剤を施肥しました。
これにはさまざまな多糖類や微量要素(いわゆるミネラル)、植物ホルモンが多く含まれていて、"土壌改良" や "植物活性の向上" が期待されるとのことです。
露地での農業は制御できないパラメーターが多く、明確な因果関係を見出すことが難しいですが、この秋の礼肥が来年以降の生育に良い成果をもたらすことを期待しています。
(写真は園主による肥料撒きの様子です。プラスチックの肥料桶に1回10kg弱を入れて手で散布します。世の中にはスプレッダーという機械もありますが、果樹作では基本的に年2回しか使わないので、投資はず〜っと先になると思います)