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桃を搾ってもらいました

桃を搾ってもらいました

少し前の話になりますが、プログレスファームの桃をジュースにしてもらうため、ここ北信地方の小布施町から南信地方の松川町まで、高速道路で片道2時間かけて行ってきました。

生の桃をジュースに加工した理由は色々ありますが、主だったものは次のような感じです。

  • 桃フレーバーの飲み物はありふれているけれど、本当の桃から搾ったジュースを飲んでみたい。
  • 自分で作った納得できる原材料から搾った桃ジュースを飲んでみたい。
  • 桃の旬の時期以外にも、いつでも手軽に桃を楽しみたい。
  • 桃の加工品を切り口に、色々な方と関わりたい。

書いてみて思うのですが、いわゆる「プロダクトアウト型」の商品開発です。教科書的にはやってはいけないことかもしれません。

でも、私たちは、どうしてもやってみたかったんです。何事も経験、様々なリスクはあるけれど、一回やってみよう。なんなら今回限りにすればいいし、自分たちが許容できる範囲でやればいいじゃない、と。

ということで、桃をジュースにしてくださる加工場を色々調べ、近場では見つけられず、南信地方まで足を伸ばすことに・・・。中でも「桃の風味を生かせる加工をしている」と言われている加工場に搾っていただくことに。

せっかく製造立会をさせていただいたので、その様子をシェアさせてもらいます。少し長くなりますが、ジュースができるまでの工程を見てみてくださいね。(自分は小学校の社会科見学を思い出し、興味津々で見てきました)



原料搬入

今年のなつっこ最盛期、8/8早朝に原材料の桃約500kgを1トントラックに載せて出発(もちろん自前の車ではありません笑)。写真は加工場での搬入時に撮影。「これを加工にまわすのは勿体ないですよ」と言われましたが、「美味しい原料からしか、美味しい加工品はできない」という信念のもと、もちろん決行です。

加工の予約が混んでいるそうで、表面を水洗いした後、搾汁するまでのあいだ冷凍保管してもらいます。8月8日は搬入のみで終了。



加熱

搾汁は8/31となり、製造立会のために再度小布施町から松川町へ。

窯に投入する前の冷凍桃。皮付き種付きで、そのまま投入します。

最初はこんな感じで凍った桃がゴロゴロ。加熱しながら撹拌します。最初はゴンゴンと音がしましたが・・・。

そのまましばらく煮ると、トロトロに。桃のいい香りが漂ってきました。



搾汁

この、桃そのままのトロトロ液から果汁を搾っていきます。

中央左が搾る機械です。

搾るといっても、イメージとしては、皮や種の部分を濾して取り除く感じです。これが搾ったあとの残渣。



調製

これが100%の桃ジュース。このままではトロトロすぎてビンの出口で詰まったり、濃すぎて飲みにくかったりするので、加水します。(世の中には100%桃ジュースもありますが、その場合、水ではなく原料とは別の桃果汁を加えています。よその桃は混ぜたくなかったのと、爽やかな飲み口にしたくて水を選択しました。)

他にも、品質を安定させ、飲料としてのバランスを整えるために砂糖、ビタミンC、クエン酸を加えます。砂糖は北海道糖業製のビートグラニュー糖。北海道産甜菜100%のお砂糖です。



充填

かなり新しい充填機で、あっという間に充填完了。1L広口ビンにスクリューキャップでの充填です。ただし、充填前後に多くのロスが発生してしまうのがこの充填の難点です(対して、王冠キャップの場合はほとんどロスが出ない)。賞味期限は2021年2月28日。製造から1年半です。非常に衛生的な加工場で、細菌検査も問題なくクリアしました。



試飲

製造立会の際にも試飲していますが、2ヶ月程度寝かせておくと、さらに味が整ってくるとのことでしたので、改めて試飲。


美味しいです。声を大にして言いたいです。


「おいしい桃ジュースです!」


桃の甘味とコク、爽やかな酸味がよく表現できています。当たり前ですが、本物の桃とは違うので、桃と比較はできません。でも、正真正銘の桃ジュース。とっても美味しい桃ジュース。加工場スタッフの皆さんの腕、そして原材料がよかったのだと思います(自画自賛・・)。

色々な飲み方を試してみましたが、特に美味しかったのが「ホット」。寒くなってから飲んだせいか、すりおろした生姜とあわせるのが最高。シナモンを振りかけてもオーケー。写真はバニラアイスを浮かべたフロートです。アレンジもきいて、何度でも飲みたくなります。



販売

ということで、とうとう販売に至りました。桃ジュース。ただし、食品表示に関わる規制によって「ジュース」という言葉は果汁100%飲料を指すため、正式な商品名はあくまで「桃果汁飲料」になります。

表のラベルはこのような感じに。友さん作です。桃の果実、果樹をイメージして作ったそうですが、あふれるキラキラ感が素晴らしい・・と思っています。パワーポイントでちゃちゃっと作ったあと、イラストレーターで仕上げ。さすがです。素材は耐水性もあるユポ紙です。

1L×2本入なら化粧箱(写真3,4枚目)に、6本入なら運送用段ボール(写真5枚目)でのお届けです。2本入は熨斗(のし)の対応もOKです。

ホリデーシーズン、年末年始、桃の節句、お誕生日、入学卒業などの"おうちイベント"にもってこいだと思います。もちろん、普段のおやつタイムにもGood!です。

よろしければ是非、上の「今すぐ購入する」ボタンからどうぞ♪(11/20より販売開始です)
(価格は税込・送料別です。2本入を関東関西地方にお届けの場合、送料は¥700です。)

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