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2025年 新年のご挨拶 2025年 新年のご挨拶

2025年 新年のご挨拶

新年のご挨拶を申しあげます。

昨年も多くの皆さまにプログレスファームをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。

昨年は凍霜害や台風などの大きな自然災害がなかったこと、開園時に植えた果樹が成長したこと、パートや日雇いのなどの皆さんに尽力いただけたことから、生産量を伸長することができました。

おかげさまで、また新たなシーズンを無事に迎えられることは本当に有り難く、支えてくださる多くの方々に心から感謝しております。ありがとうございます。

昨年の年初に掲げた次の5つの目標は、概ね4つを実現することができましたが、残念ながら1つは充分とは言えませんでした。実現できなかったもの(広報)については、また改めて対応を検討したいと思います。

  1. 秀品率の更なる向上
    • 生産が不安定なプルーンから撤退しました。これにより、その他の品種により注力することができました。
    • 外部の方の力を借りて新たに効果的な防除歴を検討・採用し、温暖な気候に伴う害虫増にも関わらず、秀品率を向上させることができました。
    • 防風対策については検討しましたが、今期の対応は見送りました。
  2. 自前での出荷・販売体制の強化
    • 等級基準などを見直し、従来の3階級(特秀/秀/優)から2階級(秀/優)に見直すなどし、大幅に効率的な作業を実現しました。
    • 効率的な選果の実現に向けて、外部の方の力を借りながら詳細な分析を行い、来期に向けた手順の見直しを予定しています。
    • 実需者の方への営業については、シーズン中にご紹介や引き合いを頂き、販売拡大に繋げることかできました。また、秋には来シーズンに向けて充実した商談ができました。
  3. 働き手の確保
    • 就業規則を整備すると共に労務管理に伴う各種ツール、保険等を整備し、運用することができました。
    • 季節労働(パート)の方を募集・採用し、とても楽しく、良い仕事をして頂けました。
  4. JGAP認証の更新
    • 特段の大きな指摘なくJGAP認証を更新することができました。ただし、認証料が上昇し、費用対効果の面で課題を残しました。
    • 食品安全や労働安全に関しては、教育訓練を通じて、スタッフ皆が同じレベルで対応できるよう努めました。
  5. 適切な広報の実施
    • 広報については、ブログ記事に拡散力(営業力)が乏しいことなどを理由に頻度を落としました。
    • その他の広報(Instagram等)に充分に取り組めませんでした。

私たちは、2025年も引き続き「確かなフルーツをお届けします」「持続的な農地の活用に責任を持ちます」をミッションとして、より良いフルーツをたくさんお届けできるよう、取り組ん参ります。 

そして、今シーズンの成長のために取り組みたい目標は次の5つです。

  1. 生産力の増大に耐える体制の整備(必要な投資の検討、労務面の体制整備)
  2. 秀品率の向上(品種特性に合わせた生産手順の見直し、天候見通しを踏まえた病害虫対策)
  3. 自前での出荷・販売体制の強化(更に効率的な選果の実現、実需者等への販売強化)
  4. 第三者認証に依らないGAP実践の取り組み(長野県GAPの実践、実践状況の公開等による第二者監査の実現)
  5. 適切な広報の実施(継続可能で目的にかなった広報の検討と実現)

今シーズンも資材・農薬・肥料・燃料・人件費の水準は高止まりすると見込まれ、特に人件費は2030年までに急速な引き上げが求められる見通しです。

今シーズンは、それらの将来的なコストアップにも耐えられるよう、単純に前期と同じではなく、ひとつひとつの作業や資材の意味を見つめ直し、原価低減に努めると共に、働いていただきやすい環境を整えて、適切な原価・付加価値を実現していきたいと考えています。

本年もプログレスファームをよろしくお願いいたします。

新しい年が皆さまにとって幸せな一年となりますよう、心よりお祈りしております。

プログレスファーム

細野善寛 細野友

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