Dec 15, 2021
りんごジュースを搾ってもらいました
今年のりんごを振り返って
今年は春の遅霜の影響により、結果的にりんごの着果量・肥大が十分ではなく、サンふじの収穫・発送はあっという間に終わりました。ご注文いただきました皆さま、ありがとうございました。(また、すべてのご注文にお応えできず、申し訳ございませんでした)
今回は収穫するまでは、"ぱっと見"の印象で「果実表面の荒れ(サビ)は多いが、数はそこそこある。それほど収穫量は減らないかな?」という感覚でいました。
しかし、収穫後に振り返れば、肥大が十分でなかったために重量ベースの収穫量は減少という結果でした。「球の体積」の公式(V=4/3πr3)を思い出し、累乗のパワーを再認識しました。径が小さいということが、これほど重量に影響を与えるとは・・・。
一方、味についてはお客さまアンケートで「甘味と酸味のバランスが良い」「美味しい」「香りが良い」「硬い」という声を多数いただきました。皆さまに無事お届けでき、また、ご好評をいただけたことをとても嬉しく思います。
もし、アンケート未回答の方で、ご回答にご協力いただける方はこちらからお願いいたします。(締切は12/31、ご回答者の中から3名様にりんごジュースをプレゼントいたします!)
りんごジュースを搾りました
今シーズンは、(収穫量が少なかったことと矛盾するようですが、)当園で初めての取り組みとして、サンふじでりんごジュースを搾ってもらいました。
完熟ながらも小玉な果実、サビが見苦しい果実、色づきのムラが大きすぎる果実、スッキリとした味わいと思われる果実など、外観・サイズに難があるものだけを集めました。
桃果汁飲料のときと同じく、今回もいわゆる加工用の果実は使わず、そのまま生食でも十分に美味しく食べられるものしか原料にしていません。
<写真:今回お願いした加工場。今年8月から稼働した新設の加工場です。衛生面への考慮、スタッフの皆さんの細かい心遣いが感じられる加工場でした。>
<写真:加工場に持ち込んだりんご。小玉中心ですが、果肉は黄色がかった完熟のものです。もちろん、そのままでも生食できるものだけです。>
今回は繁忙期ということもあり工場見学は叶いませんでしたが、また日を改めて見学したいと思います。
そして、こちらが完成したサンふじ果汁100%(ストレート)ジュースです。通常のりんごジュースに加えて、すりおろし果肉入りりんごジュースの2種類です。
<写真:左が通常タイプのりんごジュース、右がすりおろし果肉入りのりんごジュースです。右はよく見ると果肉成分が見えます。>
果汁100%(ストレート)とは表記どおり、搾ったままの果汁100%という意味で、果実の美味しさや香りがそのまま感じられる製法です。(酸化による変色を防止するためのビタミンCを加え、加熱殺菌してあります)
今回持ち込んだ原料重量に対する製品重量は、通常タイプ 68%、すりおろし 65%となったので、1Lあたりになおすと、通常タイプは1.48kg、すりおろしは1.55kgのりんご(いずれも約5個)を使っていることになります。
そして肝心の味ですが、試飲してみて「これは・・美味しい!」「これなら自信を持ってお勧めできる!」という美味しさでした。お届けしたりんごでいただいたお客さまのご感想「甘味と酸味のバランスの良さ」がジュースでも引き継がれ、高い糖度(通常タイプ16.5度、すりおろし17度)にも関わらず、適度な酸味が味を引き締めてくれていて、ペタペタした甘さもなく、沁み入る美味しさでした。
これに加え、すりおろしは適度に果肉が残り、世に出ている果肉入り果汁飲料と引けを取らない出来だと思いました(ひいき目かもしれませんが・・)。
飲み方は、常温や冷蔵庫で冷やしても、炭酸水で割っても美味しいですが。おすすめはホットです。りんごジュースにクローブとシナモンを入れて弱火で2〜3分ほど煮出し、シナモンを振りかけると身体の芯からあたたまるホットドリンクになります。シナモンは振りかけず、シナモンスティックと一緒に煮出してもOKです。是非お試しください。
販売
ということで、年末のお届けに間に合いました、りんごジュース。
今回も表ラベルは桃果汁飲料"Peach"の時と同様、友さん作です。イラストレーターを使い、2種類のジュースの良さを伝えようと、頭を捻りながら、可愛らしく作ってくれました。ラベル素材はこれも前回同様、耐水性あるユポ紙です。
1L×2本入なら化粧箱(写真3,4枚目)に、6本入なら運送用段ボール(写真5枚目)でのお届けです。2本入は熨斗(のし)の対応もOKです。
ホリデーシーズン、年末年始、お誕生日などの"おうちイベント"のほか、普段のおやつタイムにもどうぞ!
よろしければ、上の「今すぐ購入する」ボタンからお求めください(価格は税込・送料別です。関東関西地方にお届けの場合の送料は2本入は¥800、6本入は¥1000です)。
今回は加工場までの運賃などは掛かりませんでしたが、ジュース1Lに対する原材料の使用量が多く、また加工賃がかさみました。悩ましい原価・販売価格となっていまいましたが、来年もまたお届けしたいと考えており、ご理解いただけますとありがたく思います。