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等級の基準 | 信州 小布施 - プログレスファーム

桃の等級について

5月に桃、プルーン、ワッサー、ネクタリンの先行予約販売を開始してから、有り難いことにたびたびお客様からお問い合わせをいただくようになりました

よくあるお問い合わせの中でも、「等級」に関するものは大事なテーマなので今回ブログで取り上げたいと思います。

 

まず、この「等級」は世の中で決まった絶対的な基準ではありません。等級分けすることを「撰果(選果)」と言いますが、大きくは「共選」と「個選」に分けられ、当農園は「個選」を行なっています。

「共選」は、いわゆる「選果場」と呼ばれるところでベルトコンベアーに乗せられた果物がセンサーや人手で仕分けられていく…というイメージで、基準は組合などの定めるものとなっています。

一方、「個選」は生産者自身が等級分けすることをいい、小型の選果機で分ける場合もありますが、多くは秤や五感を駆使して分けています。 

 

ところで、いただいたご質問は、

「特秀と秀ってどう違うの?」

「優だと日持ちしない?」

といったもの。 

 

細かくて恐縮ですが一番分かりやすいと思うので、当園の等級表をもとにご説明したいと思います。

まず、プログレスファームの桃は、熟度、色形、キズや斑点、果皮の状態などによって最終的に次の6つの等級に分けています。

  • 特秀:贈答に最適特に美しい外観を備え、秀でた食味が期待されるもの
  • 秀:手土産や家庭での食後のデザートに適する美しい外観を備え、秀でた食味が期待されるもの
  • 優:家庭での朝食のフルーツに適する大きな問題がない外観を備え、優れた食味が期待されるもの
  • 良:家庭でのおやつ、ジュース等の加工に適する外観に問題があるものの、優れた食味が期待されるもの
  • 無印:家庭におけるジュース等の加工に適する。外観に問題があり、輸送中に若干のロスが生じうるものの、良い食味が期待されるもの
  • 外:上記以外の用途(産地加工用途集荷業者向け)で、腐敗性がなく食品としての用に供し得る

 

この6つの等級に分けるために現在用いている基準が下表となります。(絶対的な基準ではなく、生育状況によって細かな調整があり得ます)

画像が小さく表示される場合は恐縮ですが、気になっているそれぞれの等級に応じて、たとえば

  • 特秀でも裏側(ヘタの方)はある程度色むらがある
  • 秀はほとんどきれいな外観だけど、ちょっとだけ形がいびつなことがあり、1ミリ程度の小さな斑点がついていることがある
  • 優は形がいびつなものがあり、果皮にキズやひび割れ、小さな穴、見苦しくない範囲の斑点があるものを含む
  • 熟しすぎだと判断されたものは良、無印、外に分けられる

などなど、読み取っていただけると思います。

桃 等級 贈答 自宅用 自家用  | 信州 小布施 - プログレスファーム  

 

プルーン、ワッサー、ネクタリンもこの桃の基準に準じて選果しています。

ただ、細心最大の注意を払って分けますが、如何せん人力での対応ですので、どうしても限界があります。その点はどうかご容赦ください。

これからもお客様の疑問には具体的にお答えしていきたいと考えていますので、ご意見、ご質問があればいつでもお問い合わせよりご連絡ください!

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