Jan 01, 2026
2026年 新年のご挨拶
謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
旧年中は多くの皆さまにプログレスファームをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
昨シーズンを振り返ると、大きな自然災害に見舞われることなく、開園時に植えた果樹たちがしっかりと成長してくれました。スタッフの皆さんと共に、適時適切な管理を貫いた結果、生産量を伸長させ、計画目標を十分に達成することができました。
このような形で新シーズンを迎えられるのは、農園を支えてくださる皆さま、そして信州小布施の豊かな大地と自然の恵みがあってこそと、心から感謝しております。
昨年度の振り返り
年初に掲げた以下の5つの目標は概ね達成することができましたが、部分部分では課題が残る結果となりました。未達の箇所は今期の重要なテーマとして、改めて向き合っていきます。
- 生産力の増大に耐える体制の整備
- 効率化と軽労化に向け、費用対効果を見極めた積極的な投資を行いました。
- 投資面: 軽トラックの追加導入により、繁忙期の収穫から出荷における「目詰まり」を解消しました。また、電動剪定鋏を計4台体制とし、秋季剪定を効率化しました。
- 労務面: 作業実績から所要時間を算出するシステムを導入し、適時作業の精度を向上させました。あわせて労務の専門家と顧問契約を結び、より健全な管理体制を構築しました。
- 秀品率の向上
- 前期新たに把握した品種特性を踏まえて一部品種の生産手順を再構築し、秀品率を向上させることができました。
- 病害虫対策は概ねコントロールできたものの、温暖化の影響による害虫の発生時期のズレから、一部の圃場で品質低下を招いた点は次期への教訓です。
- 自前での出荷・販売体制の強化
- 桃の選果における動線レイアウトを刷新し、生産性を大幅に高めることで、実需者様への販売を伸長させました。
- なお、この取り組みは研究成果として外部発表を行い、高い評価をいただきました。
- 第三者認証に依らないGAP実践の取り組み
- 費用対効果に鑑み、JGAP認証の継続ではなく、長野県GAPに準拠した取り組みへシフトしました。実践状況の公開による「第二者監査(お客様等による確認)」の実現は、次期以降の継続課題とします。
- 適切な広報の実施
- 当園の根幹である経営方針を、お客様の感性に響くものに変換するため、情報発信のスタンスを改めて整理しました。
- シーズン終盤には広報活動を再始動し、"農園のいま"を可視化することで、長期的にご支持いただけるよう取り組んでいます。
今年度の目標
私たちは2026年も引き続き、「確かなフルーツをお届けします」「持続的な農地の活用に責任を持ちます」というミッションを掲げ、より良い農業を追求してまいります。
そして今シーズンは、さらなる成長のために次の5つの事項に取り組みます。
- 生産力の増大に耐える組織の整備(投資の継続と組織のあり方検討)
- 秀品率と時間あたり生産効率の維持(精密な計画化、作業の標準化、動画マニュアルの整備)
- 自前での出荷・販売体制の強化(実需者様への販売強化、整理された広報の実践)
- GAP実践の継続と実践状況の公開(長野県GAPの実践と透明性の確保)
- ともに成果を追求できる組織の整備(働きがいのある環境作り、チーム内コミュニケーションの活性化、コンピテンシー評価基準の策定)
自然環境や社会情勢が大きく変化する中、過去の踏襲だけでは持続可能な農業経営が叶わないことは明白です。限られた時間の中で、当園に関わってくださる皆さまの利益・便益を長期的に最大化できるよう、一秒一秒の使い方を研ぎ澄まし、原価低減と付加価値の向上を両立させてまいります。また同時に、働く仲間にとってもより良い環境を整え、プログレスファームに関わる全ての皆さまと共に、成長の喜びを分かち合える農園を築きあげていく決意です。
本年もプログレスファームをよろしくお願いいたします。
新しい年が皆さまにとって、幸多き一年となりますよう心よりお祈り申しあげます。
プログレスファーム
細野善寛・細野友