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剪定枝の処分

剪定枝の処分

プログレスファームの細野善寛です。

前回の記事(冬の作業(剪定))では剪定作業について触れましたが、剪定が終わった後の大きな仕事は「剪定枝(せんていし)の処分」です。

冬中切った幹や枝はそのままにしておくとシーズン中に作業の邪魔になりますし、草刈りにも支障が出ます。枝は分岐が残った状態で切ることも多く、畑の地面には大きいものから小さいものまで数万もの枝が落ちている状態となります。

処分の仕方はいろいろありますが、春になる前に、畑に枝が散在している状態を片付けないといけません。

当園では今までこれらを全て拾い集めて、畑にまとめ置き、それらを軽トラックで回収して、焼却処分していました。

しかし、今年はここに新たな処分方法が加わりました。それは「炭化処理」です。

小布施町の「環境グランドデザイン」に基づく実証事業の一環だそうで、ゼロ・カーボンやゼロ・ウェイストを目指す取り組みとして剪定枝を炭化処理し、得られた炭を燃料や土壌改良剤として活用するというものです。

細かい枝まで全て回収場所に運搬するのはこちら側の負担が大きいため、今回は焼却処分に時間がかかる太枝を中心に持ち込みました。

下の写真のような太枝を中心に、軽トラで10杯程度運びました。

関係者の方の話として、運営費用は炭化してできた燃料等の売却収入のほか、カーボンクレジット(二酸化炭素の排出権)を売却した収入を充てたいとのことでした。

下の図は「町報おぶせ1月号」(新しいウィンドウが開きます)からの抜粋です。

環境にも農業者にもWin-Winとなるこの取り組み、今後も継続してもらえるとありがたいと思います。

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