Aug 24, 2021
現在の栗、りんごの様子 - 黄金桃の収穫は終わりました!
先週収穫開始となった黄金桃と、栗、りんごについてレポートいたします!
先ずは黄金桃です。
たわわになってきたところで大雨が降り、その後も曇りがちで毎日夕立が降るようなお天気でした。昨年〜今年の経験から、雨が降ると生育が進むため注意して見守っていたところ、先週半ばに急に食べごろになってきました。
というわけで、急いで取り込み、およそ9割方の黄金桃は昨日までに収穫し、みなさまへの発送をさせていただきました。
今年は昨年苦しんだ病害(せん孔細菌病)の影響が少なそうだったことと、遅霜はあったものの相応の袋掛けができていたことから、影響は限定的と判断し、個人の皆さまからのご注文をお受けしました。しかし「蓋」ならぬ「袋」を開けてみると、形が悪かったり種が割れたりと「秀」としては取り扱えないと思われる桃が多く、実際には「なんとかご注文分を用意できた」という予定外の展開となりました。
原因はなんだろう??と考えていますが、品種の特性と、遅霜により残った果実が少なく、良い果実を選抜できなかったことが主因かと思われますが、判然とはしません。
うまくいっているように思われても、今年のネクタリンのように「全く収穫できなくなる」というリスクを抱えている。それが農業なのだと改めて感じる年となりました。(これからの桃、栗、りんごもまだわかりません)
来年以降、こうしたリスクをもう少し織り込んで受注量を検討したいと思います。
さてお待たせいたしました!久々の栗とりんごのレポートです。
栗も4〜5月に遅霜に遭ってしまい、場所によってはほとんど果実がついていない状況でもありますが、昨年並みに果実がついている樹もあり、ついている果実は日に日に大きくなってきています。
このイガがあと一段大きくなり、少しずつ茶色くなり、イガがはぜて、栗の実が充実してぽとりと草の上に落ちてきたところで、このイガを剥いて栗を収穫します。
最初に落ちるのは早生の栗です。香りはよい一方で味の"こく"は中晩生の栗にはかないません。おすすめは中晩生の栗なので、ご注文の方には基本的にこちらをお届けしたいと考えています。早めのお届け(早生の栗)をご希望の方はご連絡をいただければと思います。(申し訳ございませんが、品種のご指定はお受けしておりません)
こちらはりんごの様子です。
1枚目がシナノゴールド、長野県で生まれた黄色いりんごです。2枚目はサンふじ、日本で最もポピュラーなりんごです。
りんごも無事大きくなっておりますが、霜の影響が全くないわけではありません。果皮に"サビ"と呼ばれる茶色い模様が付いてしまうものが昨年より多いようです。
形の良くない桃や、サビだらけのりんごを見ると、寒い中一生懸命生き延びたんだなぁと、しみじみ思います。
今シーズンもあと少し。もう1ヶ月ほどすると来シーズンに向けての仕事も一部始まります。朝晩のすずしさに秋の訪れを感じて、早起きが辛くなる今日この頃です(笑)